広告業ファクタリングは、他の一般企業で使えるファクタリングと仕組みそのものは変わりがありませんが、その必要性や必要なタイミングに広告業ならではの特徴があります。

広告業界でのファクタリングの利用の仕方や特徴を他の業種と比較しながらチェックしてみましょう。

広告業は必要経費も顧客の思惑も他の業種とは違った面があるため、資金の必要なタイミングや必要性も少し違っているようです。

広告業によるファクタリングとは

広告業によるファクタリング

広告業界で用いられるファクタリングサービスは、他の業種と同じように取引先から受け取る売掛債権が元になっています。

広告代理店などの会社は、広告を出したいというクライアントから依頼を受けて広告を作り、広告費や運用費を受け取りますが、成果報酬制などでその広告費や運用費を前金で受け取れないことも多いものです。

前金で受け取れないケースや前金の割合が少ない場合には費用総額を受け取れるまでに発生するコストの支払いに現金が足りなくなることもあります。

広告業では、現在紙媒体の他にインターネット、テレビなど、複数の媒体を使った商品がありますが、それぞれに人件費や外注費などがかかり、紙媒体に関しては印刷費用もかかります。

そういった費用は広告主である取引先の支払いサイトよりも短い間に請求が来ることもあり、そんな時にファクタリングが用いられます。

広告業のファクタリングの特徴

ファクタリングの特徴

広告業界で行なわれているファクタリングの特徴とは?

手数料の目安

広告業界は、まさに人脈がものを言う世界であり、ファクタリングを利用していることを他社に知られることで風評被害を生み、経営に悪影響を与えることもあります。

そのため、取引相手にファクタリングの同意を依頼する3社間ファクタリングは難しいものです。

広告会社としては、人に知られずにできる2社間を選ぶことが多くなるでしょう。3社間ファクタリングは手数料率が低くなりますが、2社間は比較的手数料が割高で10パーセント以上になることも少なくありません。

ファクタリングに使う売掛金の種類

広告業界でファクタリングを使用する事例として特に近年増えているのは、インターネット関係の広告です。

サイト製作会社やリスティング広告を扱う会社、さらにフェイスブックなどのSNS関連の広告会社などがあります。

サイト製作会社では、納品と検品後の入金となるケースが多く、前金でお金を支払ってもらうことはあまりありません。

また、リスティング広告などでは、運用費を先に受け取るのが通例でしたが、相談の過程で後払いや成果報酬になるケースが増えています。

そのため、こういったインターネット関係の広告費用をファクタリングに活用することが多くなります。

広告業のファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット

広告業界でファクタリングを利用するメリットを紹介します。他業種と比べてファクタリングの利用価値が高い面があるようです。

仕事の増減に耐えられる

広告宣伝費は、企業の経費の中でも削られやすい部分です。そのため、広告業界の景気や広告代理店の売上は、世間の景気や取引相手の経営状態に大きく左右されます。

常に仕事量や売上の増減リスクがあるといえます。

仕事が減ったら、毎月発生する固定費等の支払いが厳しくなることが考えられますし、仕事が増えた場合にも、うれしい悲鳴ですが、人件費やさまざまな固定費が増加して資金繰りが一時的に悪化する恐れがあります。

ファクタリングを上手く利用することで、広告業界にありがちな売上の変化に耐えやすくなります。

外注費の支払いサイトの変更に合わせられる

広告業界では、外注や印刷会社などへの支払いが必要となります。

在庫を持つ仕事ではない分、外注先との信頼関係やつながりを大切にする必要があり、相手先から支払いサイトの変更を希望された場合には受けざる得ないこともあります。

多くの場合には支払いサイトの短縮を希望されることとなり、これまでよりも速い現金の回転が必要となります。

その際にも、売掛債権を使って早めに現金を確保して支払いに当てることができ、外注先との関係を良好に保つことが可能です。

広告業のファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリット

広告業界でのファクタリングにはデメリットもあります。良い条件でファクタリングを利用できないこともあるため、利用には注意が必要です。

手数料が高い2社間ファクタリングが主流となる

広告業界では、人脈とイメージが大切であり、お金がないイメージを与える恐れのあるファクタリングを使っていることを取引先などに知られるのを恐れる風潮があります。

そのため、手数料を抑えて利用できる3社間ファクタリングを使うことができず手数料を多く支払うことになりがちです。

信用度の低い売掛先も少なくない

広告主は大企業だけでなく中小企業、個人客とさまざまです。特に近年のインターネットビジネスの繁栄によって、広告を出す顧客の中に中小企業や個人事業主も増えています。

そのため、ファクタリング業者の審査が難しい信用度の低い売掛債権や売掛先も増え、場合によってはファクタリングが利用できないことや手数料率を高めに設定されることもあります。

広告業界では経営を安定させて、支払いをスムーズにするためにファクタリングを利用することがあります。

売掛先と外注先の支払いサイトの差を埋めるための方法として役立っています。

ただし、広告業界のファクタリングは風評被害などのために、有利な条件で利用できないこともあります。

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