クレジットカードの支払いや消費者金融への返済を滞納し続ければ債権者からの督促状が届くようになります。

それでも支払いに応じない場合には未払いとなっている債権はサービサーという債権回収会社に売買され、サービサーによる厳しい取立てが行われることになるのです。

ごく普通の生活をしている方にとって『サービサー』という言葉自体も知らない方は少なくないでしょう。

この債権回収会社となるサービサーはヤクザによる不良債権のキリトリではなく、法務大臣の許可を得た民間の債権管理回収専門業者となります。

債権回収を業務としているという点ではファクタリングも同様に売掛債権を買い取り回収する業務としてサービサーに類似するビジネスとなりますがどのような違いがあるのでしょうか?

債権回収専門業者となる「サービサー」とは?

債権回収会社となるサービサー

お金を借りれば返すのは当然のことですが、すべての債務者が確実に返済を行えるわけではなく支払いが滞ってしまうこともあります。

支払日から数日遅れて返済をする方もいれば、未払いの状態が数ヶ月続いてしまう方もおり、そういった不良債権を回収することを業務とする会社がサービサーなのです。

ではサービサーは具体的にどのような債権を回収するのかといいますと

  • 1. 金融機関等が有する貸付債権
  • 2. リース・クレジット債権
  • 3. 資産の流動化に関する金銭債権
  • 4. ファクタリング業者が有する金銭債権
  • 5. 法的倒産手続中の者が有する金銭債権
  • 6. 保証契約に基づく債権
  • 7. その他政令で定める債権

といったような銀行や消費者金融などの貸金業者からの貸付による債権だけではなく、リースやクレジットカードの債権なども対象となるのです。

サービサーは法務大臣の許可を得た債権回収専門の業者ですが、噛み砕いて言えば「借金の取立て屋」といえるでしょう。

ファクタリングとサービサーの違いとは?

ファクタリングとサービサーの違い

中小企業や個人事業主の資金繰り改善に活躍しているファクタリングは支払い期日前の売掛債権を買い取り現金化するサービスとなります。

このファクタリングには2社間と3社間があり、3社間ファクタリングでは売掛先となる企業から買い取った債権を回収することになるのです。

つまり債権回収という部分ではファクタリングとサービサーは同じような商売といえるのではないでしょうか?

ファクタリングは数ヶ月先となる期日前の売掛債権を譲渡することによって早期に現金化する商売となりますが、サービサーが回収する債権というのはすでに未回収となる不良債権です。

多くの中小企業が資金調達方法として活用している2社間ファクタリングの場合、売掛先の企業が破綻や倒産してしまった際にはファクタリング会社が不良債権を背負うことになります。

このようなファクタリング会社の不良債権はサービサーによって回収されるケースもあるということになるのです。

ファクタリングとサービサーの債権回収用途は異なる

ファクタリングとサービサーの使い分け

企業にとって事業資金や運転資金となるキャッシュは欠かすことのできない重要な存在といえるでしょう。

したがって売掛金が未回収になるリスクというのは企業に致命的なダメージを与える恐れもあるため回避しなければなりません。

そんな売掛債権を回収するファクタリングとサービサーという二つの業種がありますが、どのように使い分ければよいのでしょうか?

サービサー

債権回収専門業者となるサービサーは不良債権の回収業務となります。

したがって取引先の企業が支払い期日になっても支払いが行われない状況が続く場合にはサービサーに依頼し債権を回収しましょう。

ファクタリング

サービサーとは対照的にファクタリングは不良債権の買取はできません

したがって期日前の売掛金を買い取るサービスとなります。

たとえば急な入金ずれや資金がショートしてしまった場合にはファクタリングによって資金繰りを改善することができるのです。

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